プロのスポーツ選手はメンタルトレーニングをしている？
知られていないだけで、実は多くのプロのスポーツ選手は
メンタルトレーナーからメンタルトレーニングの指導を受けています。
多くの有名な選手が
メンタルトレーニングを受けていることは事実です。
プロの世界はいくら練習でうまくいっても
本番でうまくいかなければ
プロとしては失格になってしまうシビアな世界です。
本番で実力を発揮する
また実力以上の力を発揮するには
メンタルの力は必須です。
メンタルの強化こそ
本番に力を発揮する近道なのです。
アメリカの大学で行われた実験があります。
バスケットボールの経験のない学生を3つにわけ
一つ目のグループは1時間のフリースローの練習をさせ
二つ目のグループは何もしない
三つ目のグループは練習はしないで、フリースローが成功したイメージを思い描いてもらうようにしました。
そして2週間後フリースローをさせてみると
一つ目のグループは41％の進歩があった
二つ目のグループは進歩なし
三つ目のグループは40％の進歩あり。
この結果は、驚くべきことです。
練習もせず、成功しているイメージを思い描いただけなのに
練習したグループと同じような結果を出すことができた。
この結果は脳が大いに関係しています。
体は脳の指令を受けて動きますから
成功したイメージをし続けた結果
体がフリーパスに成功するように
動くことができたわけです。
このようなことから
イメージトレーニングなど
メンタルトレーニングを行うことは
有益な方法であることがわかります。
イメージトレーニングを行った結果
オリンピックで金メダルが取れた選手はたくさんいます。
ロンドンオリンピックで金メダルを取った
ボクシングの村田諒太選手は
オリンピックに出る前から
金メダルを取ったイメージトレーニングをしていたそうです。
体操金メダルの内村航平選手もイメージトレーニングは欠かさないそうです。
中学生の時、鉄棒のコバチという出来なかった技を
ビデオで成功している選手の映像を繰り返し観ていて
実際にやってみたら成功した、というエピソードもあるほどです。
これはアメリカの大学の実験と同様の成功しているイメージが
実際の時にも反映されたことと同様の結果です。
1984年ロサンゼルス五輪体操金メダリストの具志堅幸司さんは
大会競技前に、会場に向かうバスの中で各種目のイメージトレーニングをし
競技がパーフェクトにうまくいったイメージをして
金メダルが取れたイメージをしたそうです。
その結果、現実もそのようになり
金メダルを取りました。
他にもタイガーウッズもいいショットのイメージをして
試合に挑むそうです。
このように多くの選手とメンタルトレーニングは関わっています。
